STORY



19**年

―それは、まだ日本が戦争をしていた時。
いくつもの哀しい物語のウチの一つ
幸せを詩う女の物語。
誰も訪れる事の無い
人里離れた古い家で起こった人形劇。
兵隊さんと妻と娘。・・・ともう一人。

「幸せになるために。」
人々は『神』に願った。

「二度とは会えぬと思っていた貴方のぬくもりは・・・」
私自身の中にありました。

「幸せの終わりに小さな花が咲いていました。」
希望は太陽を越えて。


そして





鶴は地に堕ちる。